あれからもう、20年。
今週はN○KさんのBSで冷戦終結20年、という事で、個人的興味の対象でもある番組がたくさん予定されているようで…。嬉しい限りです。
今はトムさんの映画も上映しているし(観に行くべきか、とても悩み中)。
どこかで書いた気もするのですが、なおいが小学生の頃、ドイツには二つの国がありました。西ドイツと東ドイツ。そして、米ソの対立。ソ連という大きな社会主義国家のまとまりがあって、ユーゴも大きな国だったし、チェコとスロバキアも一つの国でした。それが当たり前だと思っていたし、この現実がそんなに簡単に変わるとはこれっぽっちも思っていませんでした。
それがある日、小学生だったなおいには、本当に突然に変わったのです。(実際には違いますが)、テレビにはベルリンの壁をこわす人たち、よじのぼって騒ぐ人たち。東西ドイツを分断する壁に分断された国家は、まさに冷戦の縮図でもあったのでしょうが、当時のなおいにとって、それは何より衝撃的な映像でした。そして、秋には東西ドイツは一つの国になるといい、翌年にはソ連という共同体が消滅しました。
中学校に上がった際、地理の教科書とは別に数枚の印刷された紙を留めただけの差し替えページ?を貰いました。教科書にはソ連について書かれているけれど、4ヶ月前に解体されたために、内容がそぐわなくなってしまったので、急ごしらえで用意した、ロシアを中心とした独立国家共同体のものです。
目の前で、確かに一つの時代が終わったのだと、そう感じました。
その時観た映像があまりにも鮮烈に記憶に焼き付いていて、なおいはドイツという国に興味を抱かされ続けているのかもしれません。
そんな冷戦終結から20年。9.11によって、また一つ歴史は大きな転換点を迎えた訳ですが、歴史というもの、私達を取り巻く社会というものは常に変わり続けていて、過去を振り返りながら、私たちは常により良い未来への一歩を選択し続けているのではないかと考えたりします。
ベルリンは、まさに生きている街だと思います。今、正に生まれ変わろうとしている最中の、妙なエネルギーと混沌が入り混じったような、不思議な魅力を感じます。古いものと新しいものが不思議に一緒になっているヨーロッパは、歴史とともに歩んで来た、という空気を確かに纏っているのでしょう。過去に幾度となく覇権を手中にしようと争ったフランスとドイツが互いに手を取り合い、現在の「EU」という共同体が実現し、今ではシェンゲン条約や単一通貨の流通で、ヨーロッパはますます超国家間のやりとりが盛んになっている……。問題も山積しているけれど、足並みさえ揃えば、未来は暗いばかりではないと思います。
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