« なんだろう…。 | トップページ | かなり今更ですが。 »

別人に見えてきた。

早速「墨攻」を見に行ってきました。なんだか観客はおじさまばかり…??元の漫画が青年誌だったせい?それにしてもアンディ…老けたなぁ。頬の皺に年を実感しました。でも、あんな45歳だったら…まだ若い、かな。相変わらず見たままをつらつらつらっと書いていますので、気になる方はどうぞ。さ、来週はスウィーニー・トッドと天国は~を観に行かねば。それ以前に、月曜日のお昼をチェックかな。

どうでもいいですが、コムサで黒のジーンズをゲットしました。定価11,800円を、裾直し代混みで4,300円。我ながら、いい買い物だと自画自賛。

なかなか、どうして。面白い映画でした。正直アンディのためだけに(失礼)観に行った映画だったのですけれど、戦闘シーンはお気に入りです。あと、芸が細かい。弓矢の先につける金属。鍋の中で煮えたぎっている油。燃える人間、炎に包まれる馬、そぎ落とした声帯…などなど。衣装もよく似合っていましたね。あ、でも以外と死体は綺麗でした。軍旗(燕)も良かった。左右に竜があしらわれていて。
内容は、中国の戦国時代。梁を舞台に燕と、燕の背景に燕と勢力争いをする斉の三国をメインに、墨者の革離が正に攻め落とされようとしている梁を守る…という話だろうと思います。多分。原作を読んだ友人曰く、随分と違う話(端折られたり、役割が変わっていたり…)になっていたようです。
アンディが、一緒に観に行ったMのせいでたまに三宅さんに見えなくもない…むしろ、将来彼はこうなるんだろうか?という思いが常に過ぎったのは、内緒です。
兼愛を解く墨家・革離がいかにして城を守るか。守るためには、人をあやめなければならないが、敵とて人間である…という苦悩を持ちながら、それでも戦う話。というスタンスなのかな。そんな中で、描かれるのは戦争の無情さと、権力を握った人間の醜さ。なのかしら。梁の王子に向かって「あなたが全てにおいて一番だったのは、王子だからだ」って言ってしまえるのは、よそ者である革離だからこそ。権力を手にしてしまえば、人はそれに固執することを覚える。だからこそ、視野が狭まるのだ。もっと広い視野で、世界を見ろ。という教訓だった?のかしら。どうみてもラストは「え?梁王一人勝ち?」と思う不敵な笑みで終わって下さいましたが、そうは問屋が卸さないらしい。ちゃんと無情な歴史の流れに飲み込まれているようで。むしろ主人公については「あんた、墨家が窮地に陥っている梁の申し出を断ったからだ」と、勝手に梁にやってきて、そんなワンマンパフォーマンスで大丈夫なのか?と心配にはなりましたが…。偏見のない、平和な世の中を目指す理想を持った人格者として、描きたかったのかしら、と思います。利用された敵国の奴隷をかばってみたり、実力はあるが軽んじられた人間を仕官に登用してみたり、王の申し出を断ってみたり、忍び込んだスパイに情けをかけてみたり(失敗しますが)。個人的に、革離の「戦いの理由を他人に求めてはならない。」という姿勢は興味深いな、と思いました。そりゃそうだ。それは逃げ、言い訳以外の何物でもありませんからね。しかし、人間というものは、時に他者へ求めることでしか、自らを保てないことだってあるんだろうな。と思います。だって、人間ってそんなに潔くもなければ、強くもない。知恵を手に入れたせいで、責任から逃げる手段を得てしまったのですから。
パンフレットのアンディのインタビューで「日本人が、中国を題材にして平和(反戦)を訴えるというシチュエーションが大変興味深い」とありました。日本を題材に……は、無理だろう、流石に。歴史というものは、とかく争いの繰り返しです。そもそも歴史なんてものは、とある勝利者の視点から、自らの都合の良いように編纂され、語り継がれてきたようなものですから。だから、本来ならさまざまな視点も存在しえるだろうし、もっともっと、描かれなかった出来事だってあるはず。現代の出来事ならいざ知らず、あまりに時代を経たものは、その検証すら難しいものも、たくさんありますね。そんな中、やはり戦争という現実は、前線に立つ人間にこそ悲劇なのだと、つくづく思いました。篭城するにしろ、攻撃をしかけるにしろ、結局肝心の戦争を始める、止めるという決定を下す人間は最前線にはいないのですから。脱線しましたので、この辺で。
それにしても戦う軍師ではありましたが、アンディの場合は最前線に立ちすぎです。自分で斥候に行っちゃったりとか。うっかり討たれたりしたら、その先梁はどうなっちゃうんだろう?という事をもうちょっと考えろよ…なんてツッコミも一つ。

|

« なんだろう…。 | トップページ | かなり今更ですが。 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

なおいさん、こんばんわ。

前回は「インファ」、今回は「墨攻」・・・。
アンディに釣られ過ぎですね、私(笑)

私も観てきました。
やはりおじさまが多かったです。
もっと歴史的な難しいものかと思っていましたが、テーマもわかりやすく、テンポも良かったのですうっと映画に入り込めました。
アンディは地味な衣装を着ていても華がありますねvv

残すところは「ディパーテッド」ですが、あちこちで感想を読んでいたら
1800円払うのがちょっと惜しい気がしてきたので(笑)DVDになってからでもいいかなぁと思ってしまいました(^_^;

投稿: ほたる | 2007年2月 8日 (木) 22時41分

ほたる様、またまた有り難う御座います。
そう、墨攻!やはりアンディの為に…観ますよね。
改めて、ああ、いい俳優さんだなぁ~と嬉しくなります。
アンディの声が素敵で素敵で。ドキドキします。
同じくアンディ好きの友人と観に行ったので、二人して
アンディ鑑賞会になっておりましたが…やはりおじ様達が
たくさんなのですねー。

ディパー~は、頑張ってハリウッド版にしたなぁという
努力は評価してしかるべきなのでしょうが、やっぱり
香港ノワールとしての「インファ~」があるので、そっちの
テイストをもう少し残して欲しかったなぁ…というのが
素直な感想です。
けれど、観た後になんとも言えず「インファ~」が
観たくなる、不思議な作品でした。
コメント有り難うございます。
アンディ&トニー追っかけて、アジア映画も
目が離せませんね。
むしろ、もっと観たい!と思ってしまう不思議な魅力。

投稿: なおい | 2007年2月12日 (月) 18時13分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« なんだろう…。 | トップページ | かなり今更ですが。 »